イラン、核開発めぐり英・仏・独と25日に協議へ 国営テレビ
(VOVWORLD) - イラン国営テレビによりますと、イランとイギリス、フランス、ドイツは、今月25日に核開発をめぐる次官級の協議をトルコのイスタンブールで行う予定です。
イランの核開発をめぐり、イラン国営テレビは、今月25日にイランがイギリス、フランス、ドイツの3か国と協議を行う予定だと伝えました。イランが核開発について妥協しない姿勢を見せるなか、3か国は国連の制裁を再開させようとする動きを見せていて、双方の溝が埋まるかどうかは見通せない状況です。
イラン国営テレビによりますと、イランとイギリス、フランス、ドイツは、今月25日に核開発をめぐる次官級の協議をトルコのイスタンブールで行う予定です。
3か国は、2015年の「核合意」に基づいて解除されていたイランへの国連制裁を再開させる、「スナップバック」と呼ばれる措置の発動を検討しています。
先月、イスラエルとアメリカがイラン国内の核施設を攻撃して以降、中断しているアメリカとイランの核協議の再開に向けて、イラン側に圧力をかけるねらいもあると伝えられています。
イランとしては、3か国との協議に応じることで、国連制裁の再開を思いとどまらせる狙いがあるとみられますが、核開発については妥協しない姿勢を崩していません。
また、3か国は、イランが核施設への攻撃を受けたあと、IAEA=国際原子力機関への協力を停止したことを批判していて、双方の立場の違いが埋まるかどうかは依然として不透明です。(NHK)